証明
点つき型 X が (n−1) 連結であり、n≥1 とする。任意のアーベル群 A について
πn(X)ab⊗A≅H~n(X;A)
を示す。n≥2 なら πn(X) はアーベル群であるため、アーベル化は n=1 の場合だけに関係する。
アーベル群 A に対して、アイレンベルク-マクレーン・スペクトラムを HA と書く。第 i 成分は K(A,i) である。X の A 係数被約ホモロジーを
H~n(X;A):=πns(X∧HA)
で定義する。右辺は、列
πn+i(X∧K(A,i))
の安定化写像に関する余極限である。
K(A,i) は i≥1 で (i−1) 連結である。スマッシュ積の連結性から、X∧K(A,i) の連結性は安定化写像
πn+i(X∧K(A,i))⟶πn+i+1(X∧K(A,i+1))
が同型になるために十分である。よって、被約ホモロジーを定義する余極限は次の項で計算される。
H~n(X;A)≅πn+1(X∧K(A,1))
次に、スマッシュ積の最低次ホモトピー群に関する同型を用いる。X は (n−1) 連結であり、K(A,1) は連結で、π1(K(A,1))≅A を満たす。したがって
πn+1(X∧K(A,1))≅πn(X)ab⊗A
が成り立つ。
以上を合成して
H~n(X;A)≅πn+1(X∧K(A,1))≅πn(X)ab⊗A
を得る。
特に A=Z とすれば、
πn(X)ab≅H~n(X;Z)
である。□